【続】愛を、このカラダに焼きつけて。



「き、桐谷さん!
昨日、松岡とラブホ行ったってホントですか!?」



「…い、行ったけど、
別に、やましいことは何もありません。
さ、戻った、戻った。」



「はぁーい」




同僚たちがぞろぞろと出ていき、



給湯室には、俺と真央さんだけが残った。




「……あ、真央さ「先輩」



「…先輩」




こう呼ぶと、



なんだか前よりも距離を感じてしまうのは…



俺が真央さんと…




「……先輩、コーヒー淹れますね」



「……いいよ。
今は飲みたい気分じゃないから」



「そうですか……
あ、じゃあ他の先輩の分…」



「それでミスしてもらっても困るから、しなくていいよ。」




─────ズキ……



なんだか…刺のある態度…



真央さん…真央さん…



俺のこと、嫌いにならないで……




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