【続】愛を、このカラダに焼きつけて。
「お前さ…
桐谷さんとラブホ行った?」
「はぁ!?!?」
コーヒーを淹れながら、そう言ってきた同僚の1人。
……な、
何で知ってんだよ!?
「な、なんで…」
「今日、朝来るときに、オレ、桐谷さんがラブホから出てくるの見て。」
「で、僕がさっき出勤するときに、松岡くんがラブホから出てくるのを見たんです。」
違うタイミングで出ていったのに、
まさか別々に社員に見られるとは…
「うん…まぁ、行ったよ…」
「マジで!?
マジで桐谷さんと!?」
「っ…、そ、そうだよ」
「え、じゃあお前、槙田とは!?」
───は?
「なんでそこでくるみが出てくんの?」
「だってお前ら、付き合ってんじゃねーの?」