御曹司の秘書さんのため息◆
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「だからね。
その彼っていうのがーーー」
「へぇ。」
まぁ、レストランとかは空いていなかったので
近くのバーみたいな落ち着いた居酒屋みたいな
所にユナと入ったのだが、
すこしお酒の入ったユナは饒舌に
彼の文句とのろけを交互に
武におしゃべりしてくる。
まぁ、
俺は別に苦じゃない。
聞き流すのも、今の上司についてだいぶ上手くなった。
楽しそうにしゃべるユナを見ながら
俺も、手にしたワインを一口飲みこんだ。
あ。そういえば、レイナ嬢とのディナーどうしようか。
ワインを見ながらしばし考える。