御曹司の秘書さんのため息◆
一応、上司である昴を一瞥。
二日酔いで いちいち突っ込むのが面倒なだけなんだけど。
「・・・文句を言ってほしいんですか?」
「いえっ。すいません。
すぐに仕事をしますーー。」
冷ややかな笑顔をむけると、
昴は急いで、パソコンに向かう。
やれやれ、
余計なことを言わないでさっさとメールチェックぐらいしてくれよ。
ふーっとため息をつきながら、
自分の分のメールをチェックし始める。
これは、昴様に、これは削除。
これは・・・・
「・・・ちっ。」
武宛てのメールだ。
差出人は、「レイナ」
あぁ、そうだ。
ディナーの約束か。