今もむかしも永遠に
私は秋夜のことをただ呆然にみていた…


別れた日と全然違う、背も伸びて大人っぽくなってる
私の知ってる秋夜じゃない


ひ「まりあ、私先に戻るね」

ま「えっ⁉ひなた!」


私は会っちゃいけない
そんな気がした






バサ!


誰かに手を掴まれた

し「ひなた?」

秋夜⁈

どうして?
なんで?
秋夜が目の前で私の名前呼んでるの?
私のこと嫌いになったんじゃないの?


クス


えっ⁉


し「ヤバ、もう我慢の限界」

そう言うと秋夜はお腹を抱えて笑った

ひ「なっ!失礼でしょ!あいさつより先に笑うなんて!私は今もブスで、バカで、イケメン俳優さんの秋夜さんとは全く似てないですよ〜だ」


し「お前相変わらず無自覚鈍感天然娘なんだな(笑)それに、俺が笑ったのはお前の格好だから!」

ひ「しょうがないでしょ!お母さん達に言われて…」

し「よかった」

ひ「えっ⁉」

し「ちゃんとお母さんって呼べてるんだな」


そう言うと秋夜は私の腕を掴んで自分の方に寄せた
温かい秋夜の腕の中


懐かしくて、少し恥ずかしい、私の一番落ち着く場所…


私はこの時気づかなかった

周りの人からの冷たい目に
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