ama-oto
昨日の夕立からは想像できない、美しい夕焼けが広がっていた。清人のバイトが終わるまで、まだ時間がある。駅の近くの書店を覗き、雑誌をちょっと立ち読みした後、カフェの近くの公園へ向かった。誰かに見つかって困るというわけではないけれども、誰にも会いませんようにと心の中で祈りながら歩いた。
公園のベンチに座り、ぼんやりカフェの方を眺めた。
バイト先であるカフェは、それなりに人気があり、今日は週末ということもあり、いつも以上に忙しそうだった。授業がない時はバイトをしている、と言っていたが、ここ最近は、出たくない授業の時もバイトしているんじゃないか、という気もする。バイト以外の用事があるというのをここ最近聞いていない。サークルとかに入っている様子もない。
そこを突っ込むのは…私が突っ込むとイヤミっぽくなりそうで一度もしたことはない。そんなことをぼんやり考えながら、清人が出てくるのを待った。
気がつくと17時から20分ほど過ぎていた。ようやく出てきた清人に、心が跳ねた。しかし、その後ろにいたあの子に、背筋がゾクっとした。たまたま一緒のシフトだったのだろうが、やっぱりドキッとして、目をそらしてしまった。ただ、二人の位置から、私は見えていないということに気が付き、視線を戻した。
公園のベンチに座り、ぼんやりカフェの方を眺めた。
バイト先であるカフェは、それなりに人気があり、今日は週末ということもあり、いつも以上に忙しそうだった。授業がない時はバイトをしている、と言っていたが、ここ最近は、出たくない授業の時もバイトしているんじゃないか、という気もする。バイト以外の用事があるというのをここ最近聞いていない。サークルとかに入っている様子もない。
そこを突っ込むのは…私が突っ込むとイヤミっぽくなりそうで一度もしたことはない。そんなことをぼんやり考えながら、清人が出てくるのを待った。
気がつくと17時から20分ほど過ぎていた。ようやく出てきた清人に、心が跳ねた。しかし、その後ろにいたあの子に、背筋がゾクっとした。たまたま一緒のシフトだったのだろうが、やっぱりドキッとして、目をそらしてしまった。ただ、二人の位置から、私は見えていないということに気が付き、視線を戻した。