ama-oto
 「ま、明日が終われば、休みだし、彼氏も来るんだろ?」
 「そうだね。」
 「お互い、あと1日、やることやっとくとしますかね。」
 「明後日はバイトでしょ?」
 「まあ、そうだけど。」

 どこかついていない1日を、笑って終わらせることができた。紫の花柄の傘がよぎらなくはないけれども、どこかほんの少し、考えることを放棄できるぐらいの余裕を持って、眠ることができそうな、そんな気がした。
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