*嘘月とオオカミ先輩*




でも、それが答えなんだ。






あたしと先輩は、繋がってはいけない存在だった。





「あ、その角を右に行ったトコがうち――」



繋いだ手とは反対の手で指差すと、コウキは「おぅ」と言って角を曲がった。



次の瞬間、


あたしは心臓が破裂しそうなほどの衝撃を受けた。


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