Extreme city
グジャッ!

耳を覆わんばかりの音。

気付けば、雨久のローラーシューズを穿いた足が不動の股間を蹴り上げている。

「僕ちゃんにはついてないからさぁーあ?どうなの?痛いのーぉ?きゃふふふふふぅっ」

愉快そうに嗤う雨久。

不動は悲鳴一つ上げない。

「そう、そーおぅ?声も出ないほど痛いのーう?」

愉悦に緩む雨久の口元。

その口元が、瞬時に開いたまま塞がらなくなる。

不動は雨久の頭を鷲摑みにしたまま。

「オイタにゃお仕置きだ」

彼女の頭をオクタゴンの金網に叩きつけた!

< 12 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop