Extreme city
何と残忍な男だ。

相手が女性だろうが弱者だろうが慈悲の心を示さず、愉悦の為に戦っているように見える。

しかもこんな男が『スプリームツイン』などと持て囃され、この男が相手を叩きのめす姿を見て喜ぶ観客達がいる。

この人達は…いや、このExtreme city全てが、罪深き街なのかもしれない。

「立った以上は続行だよな?」

拳を握り締め、ノシノシと歩み寄ってくる不動。

まだ膝が震えているシルヴァのボディに膝でも蹴り込んでやろうとして。

「ぐふぁっ!」

彼はオクタゴンの端まで吹き飛ばされた!

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