Extreme city
場面は変わる。

ドーム内、オクタゴン。

「……」

控え室でのやり取りでイラついている不動の前に立っているのは、やはり同じように不機嫌気味な青年だった。

短髪の赤髪、ツナギに中は黒のタンクトップ、ブーツを履いている彼の名は、ルーヴ・エレント。

世界を旅する若きトレジャーハンター。

自然と宝探し好きで、高層ビルが立つ都会が嫌い。

Extreme cityのような場所は、彼が最も嫌う場所。

それが不機嫌の理由だった。

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