Extreme city
跳ね上がるルーヴの顔。

血飛沫が舞い、体が大きく傾く。

このままダウンかと思われたその瞬間。

「がっっっ!」

仰け反った反動を利用して、ルーヴは不動に頭突きを見舞う!

脳が揺さぶられるような、強烈な頭突き。

サングラス越しの不動の目が、イッてしまう。

意識が一時的に飛んだ。

その『一時的』で十分だ。

「お前は…アレだな」

パシッと掌に拳を打ちつけて。

「言ってもわからねぇタイプだな」

フルスイングのアッパーカット!

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