Extreme city
ファッションモデルのようなスタイルと長身を持つ十六夜が、まるで人形か何かのようにマリアに投げ飛ばされる!

彼女の体は金網に激突!

受身はとったものの、その衝撃を殺し切る事はできない。

そのままマットに落ち、十六夜は咳込んだ。

「…痛くなかったんですか?」

小首を傾げるマリア。

「痛いさ…痛くない筈がない…」

立ち上がりながら言う十六夜だが、そう思わせないのは苦痛の表情を見せないから。

「職業柄、感情のコントロールが重要でな…気がつけば、上手く表情を出せなくなっていた」

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