私の王子様は…
「パパの仕事のせいで引っ越さ
なきゃ行けなくなったんだ…」
…え?
私はその言葉に驚き
しばらく動けなかった…
「優里ちゃん?」
「あっ!ごめん…
ちょっとびっくりして…
いつ…行くの?」
「明後日…かな…」
悲しげな表情で恵斗くんは言った。
「本当に…行っちゃうの?」
「…うん」
そのとき私の目からポロッと
涙がこぼれた…
「やだぁ!!
もっと…もっと恵斗くんと
一緒にいたい!!」
「優里ちゃん…」