私の王子様は…

夏休みカウントダウン!!

「あっち~」

暑い…
電子レンジの中にいるみたい…
死んでしまう…

あれからとくに変わらない
平凡な生活をしている…
変わったことと言えば…

「おい
水野いるか?」

「あ~あ…また来たよ…」

「大変だね
毎日毎日(笑)」

「本当にね…」

そう神埼くんが妙に突っ掛かって
来るのだ

「あっ!」

げっ…見つかった…

「早くこいよノロマ女」

むっ…むかつく~

「もうっ何よ…何よ何よ何よ~!」

ドタドタと足音をたてながら
神埼くんのもとへ向かった

「うるせぇ…もっと静かに
歩けよ」

「で、今日は何よ!!」

「あぁ水筒持ってきてる?」

「うん…」

「ちょうだい♪」

「はぁ!?やだよ!!」

「何で?」

「だって…」

ぼっと顔が赤くなった

だってだって間接キスになっちゃうじゃん

「とにかく!!他の人に貰って!!」

「やだね!早くよこせ」

「だから…ってあっ!」

神埼くんはお構い無しに私の教室に
入ってきた
そして向かってる方向は…
私の机!?

ヤバイ!!
水筒はバッグの中=中見られる
駄目!!今バッグの中ぐっちゃぐちゃだよ!?

「待って!!わかった!!あげるから
戻って!!」

「やったサンキュー♪」

そう言いさっきいた場所に
戻っていった

「はぁ…どうぞ」

「どうも♪」




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