私の王子様は…

ヤキモチ

「なんつって☆」

「へ？」

何か…性格と見た目のギャップが…

「かわんねぇーなお前(笑)」

「あんたに言われたくないっての!」

それから二人は思い出話をし始めた

私もいるのに…
うっ…何か胸がモヤモヤする

「私教室に戻る!!」

あ～何かイライラしてきた!!

「おう！じゃあな♪」

んな!?あんたが私を呼んだのに何よそれ～
もうっ！やっぱ男子は美人が好きなんだ!!
私何か…神埼くんの視野に入りやしないんだ…

「何か私変だ…」

イライラしたり凹んだり…

「何が変なの？」

「あのね美咲…私…
神埼くんの一言に振り回されてるの…」

「は？」

「アイツが月村さんと話してると
イライラする…」

「それ…」

「それ？」

「ヤキモチじゃん…」

「ヤキモチ!?」

ないないない絶対ない！

「何で私が神埼くんにヤキモチ妬かなきゃ
いけないの!?」

「だからそれは…」

「そっ…それは？」

ドキドキしながら美咲に聞いた

「………やっぱ優里が築くまで
言ってやんない!!」

「ふぇ!?何それ！？」

「まぁそのうち分かるよ♪」

「何だそりゃ～」

「じゃあ私から言えること一言…」

美咲はコホンッと咳払いをした

そしてにこっと可愛く笑って

「頑張りな！私は優里を応援してるから！」

「う…うん？」

私にはよく分からなかった