私の王子様は…





「もう時間も遅いし…
帰るか…」

時刻はもう9時を回ろうとしていた

「うんっそうだね」

そう言い私達はゲームセンターを後にした

「神埼くんって家どこ?」

「あっち」

神埼くんは私の家とは真逆の方向を
指差した

「私はこっちだから
ここでバイバイだね…」

「は?送ってくにきまってんだろ!?」

「え?だってそしたら遠回りに
なっちゃうよ?」

「自転車だし…別にいいよ
ほら!!さっさと行くぞ!!」

帰りは自転車に乗らず歩いて帰った

私の家は割りと近くで
話ながらきたから凄くあっというまに
ついた

「私の家…ここなんだ♪」

「そっか…
じゃあ目…瞑って…?」

「は?何で?」

「早く瞑れバカ」

「?」

私は神埼くんの言う通り目を瞑った

何だ何だ?
前見えないから何されてるかわからない…

「いいよ…」

パチッ

目を開けるとニヤニヤしている
神埼くんが立っていた

「?」

神埼くんが私の首もとを見ているのに
築き見てみると…

「わぁ…」

キラキラひかる
小さいハートのネックレスがついていた

「かわい…
ありがとう…」

私は頬を少し赤く染めて
ふわりと微笑んだ

「可愛すぎ////」

「なっ!?///何言ってんの!?ばか////」

「なぁ…」

「何?」

「キスしてい?」

「はぁぁああ!?////」

「まぁお前に拒否権ないけど」

「ちょっと!?////」

チュッ

「おでこなだけ感謝すんだな」

「ばか~////」

「ふっじゃあな」

そう言い自転車に乗り帰ろうとした

「今日楽しかった!!ありがとう!」

私がそう言うと
ニヤリと微笑み

「当たり前だから
今度はもっと楽しませてやる」

「うん!期待してる!!
バイバイ」

「おう!またな」


そうして私と神埼くんは別れた

本当に色々あった一日だったな…
でも…

「ふふっ」

幸せな一日だった…かな?








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