私の王子様は…
「もうっ!!信じてよ!!」
バッチ~ン
私は神埼くんのほっぺを
両手で挟んだ
…ちょっと強めに
「いっ!?」
「私は神埼くんが好きなの!!
川崎くんが私を好きになろうと
私は神埼くんが好きだから!!」
まぁ…ありえないけどなっっ
っていうかさぁ
神埼くんだって月村さんと
イチャこらしてんじゃん!!
「もう!我が儘、自分勝手、独占欲高い」
「てめぇ…」
「それでも私は神埼くんを信じてるん
だからね!!」
「うっ…」
「私のことも…信じろバ~カ!!」
そう言い残して私は
教室まで走った