私の王子様は…



イルカのショウが始まってから
約30分
ショウが終わった

「凄かったね!」

「そうだな
っていうかそろそろ帰ろうぜ
もうすぐ水族館も終わっちゃうだろうし」

「えー!もうちょっといようよ~」

「だってお前どうせ外出たら海行きたいとか
言うんだろ?」

「う゛…そうかもだけど…」

「じゃあ出よう」

と言うことで水族館を後にし、
海へ向かった



ザザァァァン…
ザザァァァン…

冬の海には誰もいなかった
まぁ当たり前か…

「やっぱ寒いね~」

「そうだな…誰もいないし…
熱くしてやろうか?」

ニヤリと神埼くんは笑った

「結構デス」

「遠慮すんなって」

「遠慮してないし!!ちょっ!!神埼くん!?」

「目…瞑れよ…」

ギュウ…と私は目を瞑った



私の唇に神埼くんの唇が重なったー…



シャラ…

「?////」

私は自分の首もとを見ると…

「ぁ…」

綺麗なネックレスが…

「可愛い…」

「ありがとう…」

私はにこりと笑った

神埼くんがまた私にキスをした

今度は長くて甘いキス…

こうして楽しくて甘い水族館デートが
終わった









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