年上の彼女【短編】
決行
家に着くと、母親が出掛ける支度をしていた。



「優ちゃん、ママそろそろ出るわね!

買い物してから絢ちゃんのお宅で待機してるわ。

ひとりで心細いかもしれないけど頑張るのよ♪」



鼻歌をうたいながら出て行った…





すげぇ手持ち無沙汰な俺。


あやはいつ頃来るんだろうか。




テレビをつけてみる。




…つまんねぇ、つーか落ち着かねぇ!!



取り敢えず、シャワーでも浴びるか。




シャワーを浴びながらも、これから起こることの想像がつかない。


でも刻一刻と迫ってるんだ…


緊張してることは悟られたくない。


クールに、クールに。






それより、あやは本当に来んのか!?



< 10 / 42 >

この作品をシェア

pagetop