年上の彼女【短編】
俺は煮物を受け取り、あやの隣に座った。


いつもより間隔を詰めて。


座ると、俺の口元が、あやの耳の少し上辺りにくる。



だからあやは、俺が喋る息が耳にかかる度に‘ビクッ’ってしてるんだ。



この素直な反応もたまらなく可愛い!!







ぶっちゃけ、このまま押し倒したい…




俺の中での葛藤が始まった…






すると…



「今日は届けに来ただけだよ?」



そう言って、あやが立ち上がろうとしたんだ。





ま、待て!!



ここで帰ったら、計画が水の泡!!!



俺は焦ってあやの手を掴んだ。






「あっ//」



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