年上の彼女【短編】
リトライ
二人きりになるため、あやの手を引いて、2階にある俺の部屋に向かった。



あやを招き入れるのなんて慣れてるはずなのに、めちゃくちゃ緊張してる。



だって、また手の汗がハンパねぇもん!!



そんなトコに気付かれたくないから、髪をいじる振りをして、さり気なく手を放した。



ワックスも付けてないのに、あやに怪しまれてないかな…





扉を開けると、真っ先に目に付いたのはベッド。




…なんか俺、やる気マンマンじゃね?




おもむろにベッドに腰掛ける俺。



で、あやは…










え、椅子に座んの!?



ないよ?それはないよ。。



確かにいつも俺の部屋に来たら、机に備え付けの椅子に座るんだ。



でも今日は…ねぇ?

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