甘いアイツのお気に入り





「笹木くんと友達、なの?」




「え?そうだけど…」





「えぇ!すごいっ」




あたしは興奮ぎみで翔早くんの制服の袖を握る




同じ学校だってわかったときはすんごく嬉しかったけど



近づくことはないんだって思ってた




思ってたけど…




「ん?もしかして俺を知ってるの?」




笹木くんが笑顔であたしを見た。



こんな風に会うことができるなんて…





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