甘いアイツのお気に入り





「翔早くん…っ」




嬉し涙のあたしに、
翔早くんはソッとキスを落とした。





「泣かせてばっかりで……ツラい思いさせて、ごめんな」





「ううん……いいの。翔早くんがまたあたしの隣にいてくれるなら、それで」





それ以外にほしいものなんて、ないんだもん。





「莉子ちゃん……」




「うん?」




「話を、してもいい?」




< 360 / 417 >

この作品をシェア

pagetop