甘いアイツのお気に入り



いったいどれだけ俺をヒヤヒヤさせたら気が済むんだ、あのお姫さまは。



もう天然を越えて小悪魔だ!




「…なぁ、莉子ちゃんどこ?」



いないとわかっていながらもキョロキョロと教室を見回す俺




「さぁ~」




まったく知らん顔の朝陽




「さぁって」



言い出したのはお前だろ、朝陽。責任取れよ




「あ、でもサッカー部のキャプテンに呼ばれてた」




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