【完】俺が消えてしまう前に
・離れたくない
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七海と俺の気持ちが同じだった事を確認し合ったあの日。
今までで一番幸せな日だった。
何度も何度もキスをして、
何度も何度も気持ちを確かめ合った。
七海に触れられる事が嬉しくて。
自分が幽霊だという事を忘れながら。
それと、
桃子の恋愛事情の方も進展があった。
それはそれはものすごく。
なんと委員長と桃子が付き合う事になった。
元々委員長も桃子を気にしていて、実行委員の仕事をしている間に七海に桃子の事を聞いていたらしい。
桃子に実行委員の事を言わなかった事は本当にただのミス。
七海らしいな。
・・・それからあっという間に二人の仲は近づき、くっついた。
今では俺と七海に負けず劣らずのバカップルだ。
俺も未だに七海に触れることができている。
・・・聖子さんは相当すごい霊媒師だという事を再確認した。
桃子はすぐに体調不良になってしまったが、聖子さんはけろっとしている。
そして俺を騙していた事も悪びれず「ごめんごめーん」と言って済まされた。
そこが聖子さんらしくもあり、すがすがしかった。