【完】俺が消えてしまう前に
気を取り直して、愛希の家の近所の人に話を手分けして聞く事にした。
俺と七海。
愛希と桃子。
さっきの会話で愛希と桃子は結構仲良くなったようだ。
簡単に言うと姉妹に見える。
「ももちゃーん♪」
「もう、ちゃんと歩きなさい」
「えへへー」
「ほら、行くわよ」
「はぁい!いっちゃんとなっちゃんまたあとでねー!♪」
手をひらひらさせて愛希は桃子の後ろをついていった。
「さて、俺らも行くか」
「うん!」
俺と七海は二人と反対方向から聞き込みをする事にした。