おまわりとヤンキー
今日の夕飯は、カレーだった。
「葵は?」
「部屋で勉強よ、誠も見習いなさい」
「俺?無理無理」
「んじゃあ、あんたの小遣いを匡にあげようかしら」
「やりゃあいいんだろ、やりゃあ・・・」
櫂さんは笑いながら・・・・「俺の子だな、勉強嫌い」
楓さんはすかさず、「誠はあなたみたいなもんよ」
楽しい家族だ。ご飯食べて匡に勉強教えて誠と葵、玲と
勉強を教えてから風呂に入って寝る。
「んじゃ、おやすみ」
でも、どうしてか寝れない。何でだろう。
羊数えるか。いや、そんな小学校低学年の考え通用しない。
少し、散歩でもするか。
ぽつぽつと歩きながら公園に入ろうかと悩んでいたら
「おい、君。何時だと思ってんだ」
「あ?夜中の2時だけど?」
「あー、もう夜中の2時か・・・」
「あのさ、注意しに来たのに時間聞いて納得するとか馬鹿ですか」
「確かに俺は馬鹿かもしれないな」
「ふっっ。オもろい」