てのひらを、ぎゅっと。

一番星




─────・・・ここはどこだろう……



なんだか周りが白くて、ぼやけてて………


でも、ふわふわしててすごく気持ちいい。


まるで、雲の上に浮いてるみたい。


……………あ、蝶々だ!………あれ?


体がどこかへ導かれるように、勝手に蝶々のほうに動いてる………?


………まぁいっか。


このまま身を委ねていよう。


そしたらきっと………楽しいところへ行けそうな気がするから。


ゆっくりと目を瞑って、全身の力を抜く。


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