てのひらを、ぎゅっと。


まぁ、私と付き合ってからも告白の回数はちっとも減らないんだけどね……。


そんなにモテるこうちゃんだからこそ、
誰にも取られたくなくて。


こうちゃんに彼女ができて告白できなくなるよりは、それだったらもういっそのこと告白してしまえ!って思って私は言った。


誰もいない校庭の、桜舞い散るキレイな花吹雪のなかで。


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