俺の素顔、知りたい?
そう言って微笑む先輩に、私は慌てて首を横に振る。
「そんな!私はもらってばっかりですから……」
プレゼントだってそうだけど。
先輩といるとドキドキして苦しくなるのに、離れたくなくて。
そばにいると安心する。
こんな気持ちになれるのは優しい先輩のおかげ。
……お礼を言いたいのは私の方だもん。
「……ありがとうございます、恭汰先輩」
素敵なクリスマスパーティーは、こうして幕を閉じた。