俺の素顔、知りたい?
第2章「秘密の本性」
そんなの、信じません
「ぎゃあぁああ!止めて!!」
───ガバッ!
私は叫びながら起き上がって一時ベットの上でフリーズ。
「………あ、夢か」
脳が働いてきて、私は1人ポツリと呟いた。
すごく怖い狼に追い回される夢を見た。
なんか背筋が凍るような……
「胡桃!いつまで寝てるの!?」
「ぎゃああぁ!!?」
バンッと勢いよく開いたドアに向かって、またもや叫び声を上げてしまった。