Destin.....
「なんか、俺...あいつのこと気になる。
つーか、見たことがあるような気がする。」
と、言ってみた。
「え、うそだろ!w
て、見たことある?」
「ああ。なんか見たことあるんだよ。
俺さ、子供の時の記憶つーの?ないんだよな。」
と、言うと達也は『はあ?』と言ってるようなマヌケな顔をした。
「まあ、母さんから聞いた話なんだけど....
小学校2年の8月ごろ友達と遊んでて青信号だったから横断歩道をわたったんだよ。
そしたら、いきなり車が来てそのままひかれたつーわけなんだけど、
俺意識不明で目を覚ましたのが..ちょうど、クリスマスの日だったんだよ。
目を覚ましたのはいいんだけどよ、
俺記憶喪失になっちまって小学校2年の夏の前のことは
全然おぼえてないんだよな。
だから、俺が思うに柴崎、あいつ俺と前あってたとしたら
小学校2年生の夏の前なんだよ。
最後のは、本当かは分からない。
まあ、俺があいつとあっていたらの場合だけどな。」
と、俺が話し終わると達也はすごく切なそうな顔をしていた。
「おま、なんかごめんな、悲話しさせてしまって。」
と、なんか謝られた。
「ん、いや俺から話したんだからきにすんなよ。
しかも、事故のことはもう平気だし。
だってさ、俺今が楽しいんだし?
過去を背負っていても意味ないじゃん。
だから、達也が心配する事なんて、一つもないぞ。
ま、まままあ話し聞いてくれて....
....あ、ああり..がと..な。」
と、普段言わない感謝の言葉を行ったせいで、達也はもの凄くあせっている。
と、思ったがまちがえだった。
「お、おおまえwwが『ありがとな』っていったwwww
ぶはははっはは!!!!!
もしろ!!wレアだレア!!」
ふはははは、とまだ笑っている。
マジ、失礼なやつだな。
「はあ。」
とため息をついた。