Destin.....


教室の扉をあけると


わたしの親友の佐久間悠香が


「おはよー」


といってきた。


私も返して席に座ると、いつも早くきている神宮君の姿が見えなかった。



どうしてだろう、とうろちょろ見ていると・・


いきなり、悠香が話しかけてきた。


「あいな、あんた・・・


神宮君のことがすきなの?」



と、直球すぎる言葉を並べて言ってきたのだ。


さすがにびっくりしてしまい、大きい声で

「はあああああああ?」といってしまった。


「な、ななんでそんなこことを?」



しどろもどろなってしまった。


「あんたって・・・


本当に分かりやすいんだから・・」



え、どこが?


「ま、大丈夫よ、あんたはかわいいから全然いける。」



ん、意味分からないことを・・


「かわいくないよ、」


そういうと・・


「はあ?いやみ?


あんたはかわいいんだ!


ま、がんばれー」



そういって自分の席に戻ってしまった。




< 51 / 71 >

この作品をシェア

pagetop