最期の言葉
しゅう君→ゆうちゃん
 彼女の言葉が聞きたくて、俺は何度も「あの日」を繰り返した。どうしても聞きたかった。彼女が最期に悲しい顔をした理由が知りたかった。

 何度繰り返しても、変えられない。彼女はいつも、何も言えずに消えてしまう。いっそのこと、彼女が死ぬという運命ごと変えてしまいたかった。
 
 叶わなくて、届かなくて、辛くて苦しくて、狂ってしまいそうだった。
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