月光~都会のとある裏組織~
*
「今日俺かよー…」
とぼとぼ歩いてくる楽火
「当番はしっかりする!
十和よろしくね。」
玄関にいる十和に言う立波
「げっ…しかも十和っ…」
「よし、行くぞ~楽火」
楽火は正直、
十和が苦手であった。
十和に弟呼ばわりされるのが
とてつもなく嫌なのだ。
*
立波たちに見送られ
路地へ出た楽火と十和
「で、何買うんだ?」
「りつがカレーって
言ってたから肉とかだな」
「カレー…ねえ」
「俺さ、りつの作る料理
好きなんだよなぁ」
苦手な理由はもうひとつ。
「十和ってよくそんな
恥ずかしいこと言えるよな」
十和は素直で思ったことは
隠さない性格のため
楽火とはその辺りに
おいては正反対であった
「楽火も好きだろ?」
「別に、普通なんじゃね」
「好きだから
おかわりするんだろー?」
「う…」
十和には嘘は通用しない。
楽火はそういう意味でも
いつも調子を狂わされる
そうしている間に
路地を抜け商店街へと出た。
路地裏から延びる道は
色々なところに続いているため
ある意味便利なのだ
「今日俺かよー…」
とぼとぼ歩いてくる楽火
「当番はしっかりする!
十和よろしくね。」
玄関にいる十和に言う立波
「げっ…しかも十和っ…」
「よし、行くぞ~楽火」
楽火は正直、
十和が苦手であった。
十和に弟呼ばわりされるのが
とてつもなく嫌なのだ。
*
立波たちに見送られ
路地へ出た楽火と十和
「で、何買うんだ?」
「りつがカレーって
言ってたから肉とかだな」
「カレー…ねえ」
「俺さ、りつの作る料理
好きなんだよなぁ」
苦手な理由はもうひとつ。
「十和ってよくそんな
恥ずかしいこと言えるよな」
十和は素直で思ったことは
隠さない性格のため
楽火とはその辺りに
おいては正反対であった
「楽火も好きだろ?」
「別に、普通なんじゃね」
「好きだから
おかわりするんだろー?」
「う…」
十和には嘘は通用しない。
楽火はそういう意味でも
いつも調子を狂わされる
そうしている間に
路地を抜け商店街へと出た。
路地裏から延びる道は
色々なところに続いているため
ある意味便利なのだ