月光~都会のとある裏組織~

「3人はいつも
早起きで偉いな」

「十和たちが遅いのよ」
キッチンから立波が言う

「そうか?
まだ7時だけどなぁ」

「あ、あれじゃない?
早起きは三文の得ってやつ…」

横から小さい声で言う狐狛

「そう、それだよ!
狐狛ナイスっ」

笑う狐狛は少し嬉しそう

「得なんかあるか?」

「あるよ!たぶん。」



その時、

「あ~腹減った~」

バタバタと食堂に
入ってきた楽火

「楽火遅い!」

「うるせーよバカ」

「バカはあんたでしょ!」

楽火は狐狛の隣の席に着く
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