月光~都会のとある裏組織~
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「で、大体は決まってんの?」
「うん
十和と楽火と私で気を引いて
その隙に立波と黄里と狐狛で
潜入してセキュリティーを
解除してもらおうかなって」
「ま、普通に考えたらそうなるな」
「でも私たちは大丈夫だとしても
立波たちが戦力的にちょっと心配で」
「んー…黄里はいいけど
立波と狐狛か。」
「十和に行ってもらおうかな…」
「そうだな。
あいつがついてたら心配ないと思うし」
楽火は少し下を向いてそう言った
「楽火が十和褒めてる…」
「ちょ、なんだよ!」
梨梨がクスクスと笑う
楽火は不機嫌そうに梨梨を睨む
「いやーなんか面白くてっ」
「意味不明…」
「ま、とりあえず
今のところはそれでいこっか」