月光~都会のとある裏組織~



「で、大体は決まってんの?」

「うん
十和と楽火と私で気を引いて
その隙に立波と黄里と狐狛で
潜入してセキュリティーを
解除してもらおうかなって」

「ま、普通に考えたらそうなるな」

「でも私たちは大丈夫だとしても
立波たちが戦力的にちょっと心配で」

「んー…黄里はいいけど
立波と狐狛か。」

「十和に行ってもらおうかな…」

「そうだな。
あいつがついてたら心配ないと思うし」

楽火は少し下を向いてそう言った


「楽火が十和褒めてる…」

「ちょ、なんだよ!」

梨梨がクスクスと笑う
楽火は不機嫌そうに梨梨を睨む


「いやーなんか面白くてっ」

「意味不明…」


「ま、とりあえず
今のところはそれでいこっか」
< 29 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop