月光~都会のとある裏組織~
「やっぱり人いたよ
怪しいね…」
「んー、どうする?」
「どうしよっかな…」
「…梨梨ちゃ…ん」
梨梨の桃色のパーカーのすそを
引っ張り小さな声で言う狐狛(こはく)
「狐狛?どうしたの?」
「誰かの気配がする…
すっごく遠いけど…」
「どのくらい?」
「んっと…廃ビルの
前からだと思う」
狐狛は人の気配を敏感に
感じ取ることが出来る
梨梨たちのいる場所から
廃ビルまでは約200m
200mもの距離のものを
見ることが出来る梨梨。
“見る”ことが得意で
集中することで遠くのものを
はっきり見ることが出来る
怪しいね…」
「んー、どうする?」
「どうしよっかな…」
「…梨梨ちゃ…ん」
梨梨の桃色のパーカーのすそを
引っ張り小さな声で言う狐狛(こはく)
「狐狛?どうしたの?」
「誰かの気配がする…
すっごく遠いけど…」
「どのくらい?」
「んっと…廃ビルの
前からだと思う」
狐狛は人の気配を敏感に
感じ取ることが出来る
梨梨たちのいる場所から
廃ビルまでは約200m
200mもの距離のものを
見ることが出来る梨梨。
“見る”ことが得意で
集中することで遠くのものを
はっきり見ることが出来る