月光~都会のとある裏組織~
「お嬢ちゃんこんな所で
どうしたのかなぁ??」
こういうやからがいる。
あなたたちこそ
こんな狭い所で何してたの?
と訊きたいところだけど
梨梨はめんどくさいので
無言で立ち止まる
男が2人。
暗いので一番後ろの十和には
気付いていないようだった
「梨梨ちゃん…っ」
気付くと横で裾を掴み
狐狛が梨梨を見つめている
「大丈夫だよ」
梨梨は微笑むと
十和のいた場所をふと見た
そこに十和の姿はない。
「弟か?
チビだなぁ」
男たちはケラケラと笑う
「チビ…じゃないよぉ…」
狐狛の梨梨の服の裾を
掴む力が強くなった
その時
シュンッ―――
「おおっっと!?」
風を切る音と男の驚く声
どうしたのかなぁ??」
こういうやからがいる。
あなたたちこそ
こんな狭い所で何してたの?
と訊きたいところだけど
梨梨はめんどくさいので
無言で立ち止まる
男が2人。
暗いので一番後ろの十和には
気付いていないようだった
「梨梨ちゃん…っ」
気付くと横で裾を掴み
狐狛が梨梨を見つめている
「大丈夫だよ」
梨梨は微笑むと
十和のいた場所をふと見た
そこに十和の姿はない。
「弟か?
チビだなぁ」
男たちはケラケラと笑う
「チビ…じゃないよぉ…」
狐狛の梨梨の服の裾を
掴む力が強くなった
その時
シュンッ―――
「おおっっと!?」
風を切る音と男の驚く声