せんせいと。






なんてかんがえていると、
先生とばっちり目があった。




よくかんがえれば先生の授業を
顔をあげてきいているひとは
そんなにいないわけで。


ましてやあたしみたいに先生をみつめて
真剣に授業にききいるひとなんていない。





今までもこんな風に
目があうことは何度かあった。



だけど目があったからどうっていうわけじゃ
なくて、先生はそのままきにすることなく授業をすすめていく。




当たり前だ。


生徒、なんだから。



みつめつづけたからって
つぎから先生が意識してくれるわけでもなくて、
いつもどおり、みんなとおなじように接してくれる。










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