せんせいと。
それがあたしにとっては
ほっとすることでもある。
だけど、やっぱりつらくて。
かなしくて。
でも、目があうのは一週間でその瞬間だけ。
先生は体育の授業もうけもっているけど、
わたしのことなんかきにもとめない。
あたしは運動がすごい苦手だから。
だから、一瞬でもいいから、
先生の瞳の中にあたしはうつってるんだって
実感したくて、くるしくなるのはわかって
みつめつづける。
なんどもなんども。
だってせんせいは、
あたしにとってのたったひとりの
とくべつだから。