魅惑のハニーリップ
「これ、今はけっこう並ばないと買えないよ?!」
そうだ。このロールケーキはものすごい人気だから、今は並ばないと買えないし、すぐに売切れてしまうと誰かが言っていたのを優子に言われて気が付いた。
「もちろん、今日買ったってことだよね……」
「当たり前でしょ!! てかね遥、今日って何日?」
「え?……15日」
「そうだよ! 会社の締め日じゃない!!」
「あぁー!!」
毎月、我が社は15日が締め日にあたる。
販売促進部はそうでもないけれど、営業部は大変な一日になるはずの日だ。
今日までが今月の売り上げ成績に関係してくるから、営業部の人たちは成績を少しでもあげようと毎月必死になっている。
「宇田さん、今日は特別忙しいはずだよ?」
優子が呆れ笑いをしながら、私にそんな風に念を押す。
私だって締め日がどんなに忙しいかくらいはわかっているのに。
そうだ。このロールケーキはものすごい人気だから、今は並ばないと買えないし、すぐに売切れてしまうと誰かが言っていたのを優子に言われて気が付いた。
「もちろん、今日買ったってことだよね……」
「当たり前でしょ!! てかね遥、今日って何日?」
「え?……15日」
「そうだよ! 会社の締め日じゃない!!」
「あぁー!!」
毎月、我が社は15日が締め日にあたる。
販売促進部はそうでもないけれど、営業部は大変な一日になるはずの日だ。
今日までが今月の売り上げ成績に関係してくるから、営業部の人たちは成績を少しでもあげようと毎月必死になっている。
「宇田さん、今日は特別忙しいはずだよ?」
優子が呆れ笑いをしながら、私にそんな風に念を押す。
私だって締め日がどんなに忙しいかくらいはわかっているのに。