大好きなんです。




「ん、どうかした??」





「いや……



どうして分かったんですか?」






顔に出てる事は水城先輩も知らないはず






それなのに、どうして…?






「あぁ、それはね……



莉乃ちゃん見てると分かるよ。」






えっ!?





あたしを見ていると分かる……






「知樹を見る目が他の奴と違ってた。



だから、もしかしたらって思ってね。」






「そうだったんですか……」






知樹先輩を見る目か……






どう違うんだろ……





「あくまでも俺が思った事だから……」






そろそろ帰ろっかと水城先輩






遅くなったから家まで送ってくれるみたい






「わざわざありがとうございます。




水城先輩に奢って貰っちゃったし……」






「それは全然いいよ。



それと、水城先輩なんかじゃなくていいからね…?」






水城先輩なんかじゃなくていい…?





「あぁ、琉斗とかでいいって事!




同中なんだしさ……」





そういうこと、だったのか……






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