大好きなんです。
知樹さんがこんなとこに何の用だろ……
「…くん!…怜くん!…」
「ん、何?」
あ、俺を呼び出した人か……
確か隣のクラスの小鳥遊雪希(たかなしゆき)
「いきなり呼び出してごめんなさい。」
「そんな事はいいよ、俺に用があるんでしょ。」
小鳥遊は顔を赤くして言った
「あの、怜くんっ!あたし、怜くんの事が好き!もし良かったら付き合って下さい……。」
同じようなセリフ
これ聞くの、何回目だろ……
前の俺ならそんな事思ってる、
それで、断るんだ
でも、今は莉乃が好きって分かったから
ちゃんと断ろう
「ごめん、俺好きな奴いるから……」
俺がそう言うと小鳥遊は顔を上げた
「そうなんだ……。怜くんならきっと叶うよ!あたし応援してる!」
告白聞いてくれてありがとうと小鳥遊は去って行った