大好きなんです。




「おいそこ、歩くな走れ。」





体育館に怜くんの不機嫌な声が響く






練習メニューを真那斗くんに頼もうとしたところ見事に怜くんに取られてしまった






「あいつにやらせないほうがいいな。」





「あぁ怜きついからね……」






制服に着替えた遥斗と風汰先輩が話していた





「あの早く行かないと送れますよ?」





怜くん、いつの間に!?






「余計なお世話だ、行くぞ遥斗!」





「おう、帰り気をつけろよ莉乃?」





言いながら言った遥斗と風汰先輩






「どうした?」





「な、なんでもないよ!」





「そうか。


帰り待ってろよ?」





え、帰り!?




「分かったな?


おい、練習続けるぞ!」





怜くん何もなかったかのように……






確かに何もないけど、待ってろなんてみんながいるとこで言うかな…?






「じゃあ俺も莉乃ちゃんと「おい!!」





またもや怜くんの不機嫌な声が響く





「慶大さぼるな!」





「はいはい怜さんよ、うるさい奴だな……」





またまた怜くんの声が響き怜くんはずっと不機嫌だった












< 140 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop