大好きなんです。
休憩時間のたびに助けを求めにくる慶大くんと隼斗くん。
そのたびに怜くんが叫んで。
めちゃくちゃだったけど、なんとかなって部活が終わった。
怜くんが待っててくれて怜くんと一緒に体育館を出た。
他の人たちは怜くんが帰らせたみたいで…。
「あ、忘れ物した。門のとこで待ってろ。」
校門の近くまで来た時、怜くんがいきなり振り返り体育館に走って行った。
校門まで行くと見覚えのある人が…。
「知樹の…彼女……?」
ほ、星川さんだ…。
今日も知樹先輩を待って来たのかな……
でも、今日は知樹先輩いないし。
「ねぇ、知樹は?」
「今日はいませんけど……」
「なーんだ、知樹に会いに来たのに!」
残念と笑いながら言う星川さん。
「あんた、この後暇?」
「人待ってるんで…。」
そうだ、怜くんまだかな…?