大好きなんです。
気づいたとき
だんだんと気温が高くなった
真夏ってかんじではないけれど、
体育館の中は暑いと感じる事ができるようになった
風通りも悪くはないから涼しい
でも、動き回るとやっぱり暑いかな……
「それじゃ10分休憩ー!」
知樹先輩の声がするとみんなが一斉に走ってきた
「もう、練習でもそのくらい走ってよね」
ボソッと奏先輩がつぶやいた
「奏ちゃーん、僕のドリンクとタオル下さーい!」
「はい、日向!」
相変わらず変わらない光景だな
こういうの羨ましいな……
「…ちゃん……莉乃ちゃん!」
「は、はいっ」
「俺のタオルとドリンクもらいたいんだけど……」
「あっ、すみません!どうそ!」
いけない
ぼーっとしちゃった……
「どうかしたの?」
知樹先輩!?
遥斗の方に行ったんじゃ……
「大丈夫?なんかいつもと違うから……」
「すみません、大丈夫です。」
「それなら良かった!この後もよろしくね!」
あたしの事気にかけてくれた…?