大好きなんです。




知樹先輩が振り返る。





何してるんだろあたし!





「あ、えっと……



気を付けて帰ってください!!」





あたしが言うといつもの笑顔を向けてくれた。





「はーい、ありがとね!」





そう言って手を振って歩き出す知樹先輩。





角のところを曲がるまで見送って家に入った。






家に入ると遥斗がソファに座ってテレビを見ていた。





もちろん知樹先輩のことを聞かれ、その後に遥斗が怒ったのは言うまでもない。






遥斗ってなんでそんなに怒るんだろ……





遥斗だって知樹先輩や風汰先輩たちみたいにかっこいいはずなのに…。




ん、風汰先輩も入ってた!?




風汰先輩は取り消しといて、遥斗だって…。




あぁ、分からなくなってきた。





部屋に戻って今日の片付けをした。





知樹先輩から貰ったキーホルダーは学校用のバックに付けた。












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