大好きなんです。
「荻野くーん、こっち手伝って?」
「うん、ちょっと待ってて!」
女子たちに捕まって、委員会に入っている人に捕まって……
「琉斗!手伝えー!」
座って音楽を聞いている琉斗に言う。
音量がすごいのか聞こえてないな…。
琉斗の肩をポンと叩く。
それは流石に気付いたようでイヤホンを外した。
「知樹、どーし…ペチッ!
「いて、やめろ知樹!」
琉斗にデコピンしとてもといっていいほど効果があった。
「サボってないで手伝えー!」
琉斗を引っ張っていく。
「西山ー!琉斗くんが手伝うってさ!」
「え、水城くんが!!」
「って、知樹!
てか、俺ら何やるんだっけ?」
「カフェ、だよね?」
「は、はい……指名制の……」